オレ流。


by Mazzan_tini

カテゴリ:徒然コラム( 4 )

名電の敗退は頭脳の差

 さて、私が本命を打った柳川が早速散りましたが、いや、対戦相手の藤代の湯本五十六は良いピッチャーでした。その時点では湯本が今大会NO.1投手だと思いましたが、清峰の古川も負けず劣らずの好投手。いまのところこの二枚が双璧という印象です。

 その清峰。やってくれましたね。春の覇者名電を破る大金星。もっとも、名電は私は「消」にしていましたのでどこかで負けるだろうとは思ってましたが、緒戦でしたか。しかしその敗れ去り方がなんとも私の予想通り過ぎてもうアホかと。夏の大会ではやっぱりバント野球は通用しなかった。その通用しないバントに最後の最後まで固執しての敗戦。清峰は実力のある素晴らしいチームでしたが、名電は実力以前に、野球に対する考え方で敗れたような気がします。
 名電のバント野球というのは要するに相手のミス待ち野球なわけで、相手にミスが出なければほとんど効果がない作戦です。私が春しか通用しない野球だと言ったのはそういうことで、どのチームも熟成され、大幅に守備力が向上する夏の大会でこの作戦を採るのははっきり言って間違いです。少なくとも、春と同じだけの効果を期待するのは相手を舐めているとしか言いようがありません。実際、清峰内野陣はよく鍛えられていて13回をノーエラー。名電の揺さぶりは全く通用しませんでした。
 その上、清峰は名電をよく研究していました。ランナー無しでも二死でもバントをしてくる名電に対して徹底的なバントシフトを敷き、完全にこれを防いでいました。ファーストとサードの猛ダッシュには、お前ら二人とも駒田かと。また、バント処理で投手が疲弊することのないように、バントはほとんどこの二人で処理していました。サードが出てこれない状況で三塁線にバントされたときに、ファーストが凄い突進でこれを処理したのには驚き感心しました。一方で、前進してきたサードの前に馬鹿のひとつ覚えのようにバントをしてアウトを献上し続ける名電といったらもう、お前ら学習能力はあるのですかと。
 リリーフで出てきた十亀の打力が低いのにも関らず五番に入れた采配も珍采配でした。堂上という大会屈指の強打者のすぐ後ろに打てない打者を置く。この構図は、松井が全打席敬遠されて次打者月岩が全く打てずに敗れ去った星陵を思い出しました。この後二打席の堂上はいずれも一塁が埋まっているケースで打席に立ったために敬遠こそありませんでしたが、堂上がチャンスを広げた二度の二死一、三塁のサヨナラ機に十亀は通用しないセーフティバントを連発。自らむざむざチャンスを潰しました。堂上の後ろに信頼できる打者を置いていれば、また展開も違ったことでしょう。
 両者の実力は拮抗していたと思います。堂上の打撃は噂に違わぬ素晴らしいものでしたし、名電は守備もよく鍛えられていました。しかし、相手をよく研究していた清峰と、研究が足りない上に見透かされている戦法に固執した名電。この差は、当たり前のように結果に結びついたわけです。名電は敗れるべくして敗れたといってよいでしょう。
 勝負がついた十三回の表に、明暗を分ける実に皮肉なプレーがありました。無死一塁からの清峰は送りバントをし、この処理を焦った十亀が二塁へ悪送球、一、二塁オールセーフとなり、このとき残った二塁ランナーが決勝のホームを踏んだのです。呆れるほどにバントに固執した名電は、バント処理のミスから甲子園を去ることになりました。
[PR]
by Mazzan_tini | 2005-08-10 04:28 | 徒然コラム

高校野球優勝予想

明徳やらかしましたね。どうやら内部告発らしいですが、学校を通さずにいきなり高野連にリーク、それも甲子園入りした後というのが何とも悪質で嫌な感じがします。元の原因は明徳にあるのは間違いないですが、無関係の生徒まで巻き添えにして、告発者は今頃してやったりってな感じなんですかね。大統領選のネガティブキャンペーンじゃないんだからさぁ。今後不祥事のリーク合戦などにならないことを希望します。

◎柳川
 今大会もっとも投打のバランスが取れたチーム。厳しいブロックに入ったのも優勝を狙う上では逆に好都合。エースがフレッシュなうちに強豪を潰せるチャンス。

○高知
 今夏の大会で敗戦を経験している出場校はここだけ。一度死んだチームは強い。調整不足で臨む初戦を突破できれば一気に頂点まで。

▲日大三
 やはり初戦の高知戦が鍵。実力では最右翼も、地区大会で競った試合を経験していないのが不安材料。

消・大阪桐蔭
 辻内の制球力に不安あり。競った試合に四球連発はNG。全試合打棒爆発なら強そうだが、甲子園はそこまで甘くないだろう。

消・愛工大名電
 バント野球が通用するのは相手守備が弱い選抜だけ。無意味なバント連発で自滅の恐れ。こちらも斎賀の制球に不安。

消・駒大苫小牧
 連覇するほど抜けた力は無し。プレッシャーに沈む。

消・済美
 異常な勝負強さは恐怖だが、昨年から投げ通しになる福井の蓄積疲労が懸念材料。決勝までは持たないとみる。

注・清峰
 初出場で優勝できるほど夏の大会は甘くはないが、万年地区予選初戦コールド負けから3年で甲子園出場したシンデレラストーリーが面白い。
[PR]
by Mazzan_tini | 2005-08-06 02:45 | 徒然コラム

作文・女子アナについて

 と言ってもウッチーハァハァとか城石氏ねとか言うスレではありません。
 そもそもスレではありません。 

 日テレやフジのタレントまがいの女子アナではなく、実況を担当するれっきとした女子アナウンサーのことです。
 私のアパートは幸いにもケーブルテレビが入っているので、プロ野球はほぼ全カードを観ることができます。大抵は阪神戦か広島戦を観ているのですが、たまにパ・リーグの試合を観ることもあります。で、今日楽天戦に切り替えてみたら、実況が女の人で驚きました。
 スポーツ実況を女子アナが担当するのって珍しいですよね。何故でしょうか。興奮したときの声が耳障りってのはありそうな気がしますが、それを言ったら青嶋とか三宅とか男でも耳障りな連中はいますし、あまり興奮しない人を使えばよい。事実、ホッカイドウ競馬の実況は女性が担当していますし、この人は声質も女性にしては低めで冷静なので聴き取りやすいです。確かに最初は違和感もありましたが、馴れの問題ですし、実況の精度もフジの糞アナ連中に比べれば遥かに高く、今では地元でもしっかりと支持を得ているのではないでしょうか。
 楽天の主催試合は地元のテレビ局ではなく、楽天が仕切って中継しているようなので、女子アナ起用も楽天の案かもしれません。まあ、楽天のことですから、女子アナが良かれと思って起用しているのではなく、物珍しさで起用しているだけでしょう。実際、実況には不慣れなところを感じましたが、誰でも最初はそんなものです。ケーブルテレビということで大した批判も来ないでしょうから、彼女にはしっかりと実力をつけてもらって、名物アナになってもらいたいものだと思いました。
[PR]
by Mazzan_tini | 2005-07-14 04:05 | 徒然コラム
 千葉ロッテが強い。6月27日終了時点で49勝22敗の現在首位。この驚異的な勝率は数字としては出来すぎだが、ロッテの強さは本物だろう。ゲーム差なしとはいえ、首位磐石と思われたソフトバンクを抑えて先頭に立っているのは立派としか言い様がない。
 ロッテ躍進の原動力が、12球団で唯一防御率3点を切っている投手陣にあることは疑いようもないが、12球団最多の418得点を叩き出している打線の力も忘れてはならない。今日はその強力打線の核ともいえるベニー、フランコの外国人コンビに絞って考えていくことにする。

 ここで少し表題の「マネー・ボール理論」について簡単に述べておくことにする。これはアメリカで生まれた「いかに金をかけずに強いチームを作るか」という論で、選手の能力を全てデータで把握するというもの。実際にアスレチックスがこの理論を採用し、常勝チームに変貌を遂げたことから脚光を浴びた理論である。
 最近は日本でも話題になっているので、ご存知の方も多いとは思うが、かいつまんで説明しておくと、数あるデータの中でも野手は「出塁率」と「長打率」、投手は「奪三振率」と「被長打率」に注目するだけで、良い選手が獲得できるという。統計によるとこれらの数字はチーム構成などの影響を受けにくく、毎年安定した数字になりやすいのだそうだ。一方、走力や守備力に関しては一切の考慮に入れない。野手に関して言えば「チャンスメイクする能力」と「塁上のランナーを安打一本で返せる能力」のふたつを同時に満たせる選手が良い選手ということになる。
 一見当たり前の話のようだが、一般的に評価が高い(=年俸が高い)選手の中には、この二点を同時には満たしていないケースも多い。例えばメジャーリーグのイチローは四死球が少なく、その高い打率の割にはチャンスメイクに長けた選手ではないし、長打力に優れてもいない。マネー・ボール理論では単純に「出塁率+長打率」の数値が高いほど優れた選手としている為、その論でいけば、イチローより遥かに年俸の低い選手の中にも、イチローより優れた選手は少なからず存在することになる。

 さて、話をベニーとフランコに戻す。昨年の二人の成績を先に挙げておこう。

 ベニー  打率.315 本塁打35 打点100 出塁率.426 長打率.617
 フランコ 打率.278 本塁打16 打点65  出塁率.363 長打率.476

 数字からはベニーは非常に活躍したと言えるだろう。フランコは一年目としてはまずまずといったところだろうか。
 打率からみたパ・リーグの打撃30傑には二人とも入っており、ベニーは8位、フランコは26位だった。が、マネー・ボール理論に則って「出塁率+長打率」の数値で見ていくと、ベニーは1.043で4位、フランコは.839で17位とそれぞれ順位がアップする。(ちなみに1位は松中、2位城島、3位セギノール)
 マネー・ボール流に言えば、ベニーは昨年、パリーグで4番目に優秀な打者で、フランコは17番目に優秀だったということになる。ところが、昨年のふたりの推定年俸はフランコが8000万円、ベニーが6000万円。主力選手の年俸が1億円を超えることなど当たり前となった現在のプロ野球において、ロッテは非常にお買い得な買い物をしたといえよう。ロッテの編成がマネー・ボールを採用したかどうかについては判らないが、実に効率的な補強をしたことだけは確かなのである。

・ベニーとフランコの2005年の成績(6月27日現在)
ベニー  打率.291 本塁打13 打点63 出塁率.344 長打率.516
フランコ 打率.346 本塁打13 打点49 出塁率.414 長打率.568
(マネー・ボールでの順位はフランコ3位、ベニー8位)
[PR]
by Mazzan_tini | 2005-06-28 20:13 | 徒然コラム